この記事は後期受験をすることになってしまった、
あるいは前期の手ごたえ的に後期受験の可能性が濃厚となった方へ向けたものです。
僕なりの方法、表現にはなりますが、どこかあなたの心の支えになりたいと思い、
僕の体験談も交えながらお話していきたいと思います。
僕自身も第一志望の前期日程の大学に落ち、後期受験を経験しています。
この記事が何かあなたの助けになればうれしいです。
あなたの今の心理状態
おそらくこの記事を今読んでくれているあなたは、第一志望の前期の国公立大学に
落ちてしまった、またはおそらく落ちたと思われる。という状況でしょう。
完全に言葉にして表現するのが非常に難しいメンタルになっていると思います。
浪人という可能性が高くなったように感じてしまっているでしょう。
「俺たちは最後まで頑張るぞ!」と私大受験生が受験終了後により一致団結していた
仲間たちも、多くが前期で受験を終えてしまい…
裏切られたわけでもないのに裏切られたような感覚になっていることでしょう。
自分だけ4月からどうなるか分からずに落ち着かないことでしょう。
こんなこと考えずに後期の勉強をしなきゃいけない、
分かっちゃいるけど全く集中力が持たない、
そんな自分にさらに腹立たしく、悔しく思っていることでしょう。
なんなら受験会場に足を運ぶことさえも億劫になっているかもしれません。
もちろんこればっかりではないと思いますが、多少共感してもらえるものはあったのではないでしょうか。
何を隠そう、これらはすべて僕が前期受験終了から後期受験終了までに
持っていた感情の一部です。
僕の体験談
僕は前期に西の名門、K大学を受け、見事不合格になりました。
試験は2日間にわたって行われましたが、1日目の数学で落ちた自信が芽生え、
2日目の理科でその自信が確信に変わりました。
もともと二次試験の数学と理科にはそれなりの自信があっただけに相当ショックでした。
実際、冠模試なんかではA判定は出たことなかったんですがB判定は結構出ていました。
完全に言い訳ですが、僕が受験した年のK大学の数学は難易度、傾向の変化が相当に大きかったんです。
過去問や模試で鍛えてきた僕の長所、得意分野がことごとく封殺された感じでした。
おそらく受かるであろうと思って受けてあのザマだったということ、また僕は共通テストもそんなに良くなかったので
後期受験しても受かる気はしませんでした。(後期のほうが共通テストの配点が高かった。)
とはいえ後期受験まで何もしないのもなーと思ったし、家にいてもいいことないだろうと思ったので
ずっと通っていた東進に後期受験前日まで毎日通いました。
僕もかなり落ち込んでましたが、東進の校舎の先生の方が意気消沈してたのを今でも覚えています。
後期の赤本開いて過去問解いて、みたいなことももちろんやりましたが、
パソコン開いて4月からどの予備校に通うかをずっと調べていたりもしました。
どこで道を間違ったのかなーなんて考えながら、1年浪人する覚悟を決めなければいけない。
そんな感じでとにかく悲観的な2週間でした。
後期は日本の北の方にあるH大学に出願していました。
理由は実家から電車で行けるからです。
前期に落ちたメンタルでまた飛行機乗って遠くに足を運ぶ気力はないだろうと、
出願時の僕は思い、H大学を選んだわけです。
(過去の自分の判断が賢明すぎて驚きました。)
とはいえ共通テストのリサーチもE判定だったので受からないと思ってました。
が、
なぜか受かってしまったんです。
不思議なことに、後期でうけた数学が、僕が対策していたK大学
の数学を思わせるような感じの問題だったんです。
後期受験を終えた当日、これはワンチャンあるかもしれん、
と思いました。ほんとに受かってました。
とまあ僕の後期受験エピソードだったわけですが、
あとから振り返るといくつか、前期受験を終えてからの僕の振る舞いは
後期受験にいい影響を及ぼしたのかもしれないと思ったことがあります。
今何ならできそうか
前期受験を終えた後の僕の行動でよかったことは次の3つだと思います。
- 前期の合格発表の日からではなく、前期受験終了と同時に先のことを考え始めたこと。
- 何もしない時間を作らなかったこと
- 外の空気を吸い、人と話したこと
実際に大学に入学して、同じく後期入試の人と話していくうちにわかったことなんですが、
後期受験は実力がある人、ではなく、
メンタルをいち早く立ち直らせて持ってる力をすべて出し切った人が受かります。
(もちろん実力がそもそも論外レベルでは受からないですけど。)
つらいんです、しんどいんです、あなたのその苦しさは全く同じではないでしょうが
おおよそ似たものを僕も経験しています。(ここまで読んでくれていたら伝わってると思います。)
なので今すぐ黙って勉強しろ、とか後ろを向かず前を向け、とか言いません。
大丈夫?みたいな逆にむかつくような心配もしません。
僕が皆さんにやってほしいのはシンプルで、
誰とでもいいので、遊びに行ってください。(おすすめは学校の友達)
何も考えず、ただひたすら日中はどっか行って遊んできてください。
そしてよる家に帰ったら、寝る前1時間、何ならお風呂入りながらとかでもいいです。
何問か問題集の問題を解いてみてください。
やるだけでいいです。問題も超簡単なものでいいです。
それを後期受験の前々日くらいまで続けてみてください。
(前日は下見行きましょうね。笑)
最後に
あなたの後期受験の合否は全く分かりません。
しかし一つだけ断言できることがあります。
それは
あなたが今経験している約2週間から1か月は、あなたの人間性にこれ以上ない深みを与える。
ということです。
受験は人生の一大事ですが、目的は受験そのものではありません。
受験はあなたの人生に深み、厚みをもたらすもののうちの一つでしかありません。
停滞、後退は前進の予兆です。
無事に受験を終えられることを心から祈ってます。
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