大学受験は受験する数に制限はありませんが
実際のところ何校くらい受けるものなのでしょうか。
また、よく受けられるならたくさん受けた方が得だ!
と考える人がいますが本当なのでしょうか。
今回の内容はこんな感じです
- 大学は何校くらい受験するものなのか
- なぜ受験校数は人によって異なるのか
- 受験校数を増やすメリット3選
- 受験校数を増やすデメリット3選
- 最後に
ではまず先に結論から。
●大学は何校くらい受験するものなのか
人によって異なるので何とも言えません。
片っ端からMarch出願してどこかに引っかかるのを狙う人、
本命を国公立にして滑り止めで私立を2校くらい出願する人、
国公立一本で勝負する人、
とにかくこればっかりは人によって異なります。
多くの人はこうする、とかいうものもないと思います。
(僕自身は国公立に前期と後期出願するのみでしたが
この国公立のみで勝負するタイプは比較的少なめな印象。)
ではなぜ受験する校数は人によって大きく変わってくるのでしょう。
●なんで人によって異なるのか
人によって受験の目標が微妙に違うからです。
例えば、
何が何でも東大に受かりたい、浪人も覚悟でとにかく東大行きたい。
って人もいるでしょうし、
絶対に浪人だけはしたくない。大学はそこまでこだわらないから大学生になりたい。
こんな人もいるでしょう。
この二人が受ける受験校数が変わってくるだろうな
というのは簡単に想像できるはずです。
東大にこだわっていた人は東大しか受けないでしょうし、
浪人回避が目的の人は多めに出願することでしょう。
何校受験するか考えるにあたって、あなたの受験の最大の目標は何なのか、
よく考えてみるといいですよ。
ただし注意!!
次に紹介していく理由から、受験校はやみくもに増やしたり、減らしたりすることはできません。
受験校数を増やしたときのメリット、デメリットについて見ていきましょう。
●受験校数を増やすメリット3選
- 1.試験慣れできる
- 2.第一志望で多少チャレンジできる幅が広がる
- 3.全落ちして浪人の可能性を減らせる
以上三つが主なメリットです。
試験慣れというのは意外と大事です。実際に本番の会場で、知らない人たちに囲まれながら
問題を解くというのは、受け慣れている模試とは少々雰囲気が異なります。
第一志望の受験会場でビビらないために、第一志望を受験する前に何校か受験を体感しておく、
という人は一定数います。
また、確実に受かりそうな大学を受験しておくことで、第一志望として受験する大学のレベルを
多少上げることができるようになるでしょう。
●受験校数を増やすデメリット3選
1.スケジュールがしんどい
2.かなりのお金がかかる
3.対策しなきゃいけないこと(過去問、出題傾向)が増える。
スケジュールがしんどい
まずスケジュールについて、
当たり前ですが基本的に受験の校数を増やすということはそれだけ受験シーズン(特に2月前半)の
スケジュールがきつくなることを意味します。
みなさん何かしらの模試は受けたことはあると思いますが、
あれ相当疲れますよね?
本番はその3割増しくらいで疲れます。人によってはもっと疲れます。
なのであんまり受験する校数を増やしすぎると、結局本番力を発揮できませんでした、
みたいなことにもなりえます。
あなた自身の体力とよく相談してくださいね。
かなりのお金がかかる
そして次に金銭面。
これもかなり重要な問題です。
大学進学というのは非常にお金がかかります。
具体的に知りたい方はこのサイトも見てみてください。
(このサイトは受験生だけじゃなく、保護者の方にも有益だと思います。)
例えば私立大学の場合、
出願します、受験します、合格しますのここまでで
一校あたり平気で数十万消えていくこともあります。
これは本当に大げさに言ってるわけでもなんでもないです。
よほどのお金持ちの方を除いて、10個も20個も受けまくるというのは
事実上不可能だとわかるでしょう。
ここはあなたの保護者さんとよく相談ですね。
対策しなきゃいけないことが増える
受験校を増やした場合、もちろん異なる大学や入試方式、学部を受験するでしょうから、
出願した分だけ対策しなければいけないものが、つまり勉強しなきゃいけないことが
大幅に増えてしまうんです。
大学入試は特に難関大になればなるほど、大学ごとの出題傾向というものがはっきり変わってきます。
とすれば、無理に対策できないままとりあえず受験するより、出願校を少なめにして集中特訓
した方がいい。という考え方があってもいいということです。
最後に
今回はデメリットについての説明が少し長くなってしまいましたが、
ぼく個人として受験校数は少なくあるべきだ!と思っているわけではありません。
全受験生にとっての共通の正解はありません。
あなたがあなたにとっての正解を探していってください。
コメント